ケガの中で  3年 角田 幸翼

 僕は2週間前の練習で左足にデットボールを受け、まともに歩くことができなくなり、全治2~3ヶ月という診断を受けて、松葉杖の生活をしています。
 
 皆さんもご存じの通り、高校野球というのは7月中旬から始まる夏の大会を最後に3年生は引退します。なのでこの診断結果は僕にとってとても辛いことでした。
 今まで頑張ってきた事とか積み上げてきた物が一気に壊れていくような気がして、悔しい気持ちでいっぱいでした!
 周りのみんなには見せなかったけど苛立つ気持ちもあり、絶望感に溢れていました。

 でもそんな中、生活をしていると色々と気づかされることがありました。
 足の悪い僕に気を遣って手助けしてくれる仲間、わざわざ学校やグランドに送って下さる監督さんや中島コーチ、その他にも色んな人の協力がありました!
 そこで僕は周りの人に支えられているということに気づくことができました!!
 
 それ以来、考え方が変わってきました。今では前向きにやっていこうと決めて必死に毎日のリハビリに取り組んでいます!
 それもすべてみんなとまた一緒に野球をするためです。3年間同じ屋根の下で暮らして、一緒に頑張ってきた仲間と「甲子園」に行きたい!僕はまだケガが治るかわからないし、試合に出れないかもしれないけど、みんながもっている「甲子園」という目標に向かって一緒に進んでいきたい!!
   
最後まで諦めず最高の夏にする!!!

2012/05/25

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