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SSH海外研修ニュース1

 本校のSSHの取り組みの中に海外研修があります。今年は、7月30日から8月8日までの10日間、15人の生徒がアメリカ オハイオ州にあるフィンドレー大学を訪問する予定になっています。
 
 今回の海外研修のテーマは、「水」。これまで科学部が行ってきた児島湖や旭川での水質調査を発展させ、よりグローバルな視点を加えて、学んでいくことになっています。フィンドレー大学では専門家Dr. Carsonから講義を受けたり、野外調査に行く計画もあり、生徒にとっては今までにない新しい経験とチャレンジに緊張しています。
 6月2日は、事前学習として、水質調査のときによく行われるパックテストという調査手法を学びました。みそ汁、米のとぎ汁、スポーツドリンクのCOD(化学的酸素要求量)を、それぞれ調べます。
 実験器具の洗浄をしたり、液体を指定の倍率に希釈したり等、繊細な作業に、慣れない生徒は四苦八苦。しかし、同じグループのメンバーで協力しながら、COD数値を測定していきました。

 結果、みそ汁の数値が高いことが判明。これにより、食べ残したみそ汁をそのまま生活排水として流すと、環境に大変な負荷がかかることがわかりました。また魚が住める水にするためには、何倍のきれいな水が必要か、予測をたてることもできました。
 最後に、学んだことと反省点をグループで話しあい、アメリカ研修での野外調査にむけて、一層期待が高まりました。
 アメリカでは、講義も英語、発表も英語です。この後、水質調査に関する事前学習を重ねるとともに、6月14日から15日の科学英語合宿に向けて、英語の研鑽も積んでいきます。

 アメリカで生徒がどんな成長を成し遂げるか、今後のニュースにご注目ください!
会場 : 岡山理科大学附属高校
掲載日 : 2014/06/02